資本主義から脱却するためのスピリチュアル

資本主義下においては、搾取する者と搾取される者とが明確に分かれます。身分制はありませんが、財産の多寡は確実に存在します。つまりゼロサムの状態にあるわけですが、スピリチュアルの世界は全ての人の幸福を志向するため、このゼロサム自体を解消すべく、物事を考えるのが特徴です。例えばお金の流れを考える上で、スピリチュアルはエネルギーという概念を挿入します。誰かからお金を搾取する時、搾取した人はマイナスのエネルギーを負うというのがその考え方です。つまりお金を儲けることがそのまま幸福に直結するわけではないというのが結論です。富裕層がマイナスのエネルギーを抱え込んでしまうのは当然です。何故なら、搾取の対処は自分自身の投影であるとするのが、スピリチュアルにおける考え方だからです。言わば自分自身から多くのものを奪っているのに等しいのです。
 世界は単純に「奪ったもの勝ち」とは言えないと考えるわけですが、ではどうすれば皆が幸せになれる道が見えてくるのでしょうか。スピリチュアルは決して理想論を語るのではありません。ビジネスや社会システムを練る上で必要な視座を提供するに過ぎません。スピリチュアルを学ばなくても、気付いている人は気付いているものです。実際、皆が尊敬する会社は存在しており、彼らは搾取という選択を最初から除外しています。それでも会社として成立しているわけですから、単なる理想論ではないと分かります。
 これからのビジネスは犠牲を前提としない哲学が推進していかなければなりません。社員や取引先、客を犠牲にして利益を上げても、幸福量が増えるわけではありません。実際、収入の水準にかかわらず、精神疾患に罹る人は増え続けています。

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